ほんとうはすごい! 日本の産業力

概要

  • 人は過去の事しか確信的に語れない。また、多くの人によって時間の経過の中で議論が生じる。
    • 新聞の読み手は、文面通りに読むのではなく、新聞は一つの見方を提示しているに過ぎないということを
    • 念頭に置くこと
  • メディアには癖がある。
    • 色々な角度から見るべし
  • 日本のメディアは海外の圧力を大きく伝える
    • GDP統計でみると貿易依存はそれほど大きくないけれども、石油などの基礎産業を海外に大きく依存しているために、貿易に敏感な国民性であるため
    • 書き手が読み手を惹きつけようとして、誇大広告する
  • 日本人は悲観論が全面に出る. 本屋でも悲観論の書籍が多い
    • 賢く見える
    • しかし、重要な免疫を低下させ、自縄自縛に陥る
  • 財政赤字が1000兆円にせまり、年間GDPの2倍となっていく
    • ギリシャでは、赤字がふくらみ、通貨安、国債下落に陥った
    • S&Pが日本を格下げしたときにも、下落は一時的なものだった。
    • これは、ギリシャは、観光で生計を立てているが、日本の場合には産業力で生計を立てていることによる。
    • もし、円安になれば、輸出に有利になり、韓国のような快進撃が生まれる
    • 日本の弱点はエネルギーの海外依存度が高い点なので、太陽光をエネルギーに効率的に変換する技術が求められる
  • アメリカでは、一つの産業がすぐになくなる。
    • しかし、すぐに新しい産業が生まれる。
    • 日本のように悲観的にならずに新しいものへとすぐに映る
  • 政治や経済が世界を変えるのではなく、テクノロジーこそが世界を変える
    • 日本は、この技術を磨いていくべきだ

感想

情報の取得方法から噛み砕き方、そして直近の政治・経済の状況を解説してくれた。
Podcastでお世話になっていたので、amazonで予約購入をした。
内容は面白かったが、もう少し強い日本の産業の例を挙げてほしかった。